2024年10月30日
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メコンオオナマズの全長測定を実施しました
9月18日、DLT法(Direct Linear Transformation method)を用いたメコンオオナマズの全長測定を行いました。
3年連続での測定となる今年は、初めて当館単独で実施しました。初参加のスタッフもおりましたが、無事にステレオ撮影を終え、現在はデータの解析に取り組んでいます。
【測定の様子@】
【測定の様子A】
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2024年5月29日
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第20回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要を掲載しました
【第20回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要】
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2024年3月2日
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文献リストを更新しました
メコンオオナマズ文献リスト
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文献リスト(メコンオオナマズ学術調査委員会関係者)
PDF/
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2024年2月16日
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第20回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
世界淡水魚園水族館より飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および飼育状況」および「DLT法によるメコンオオナマズの全長推定・イベント開催報告」、
長崎大学海洋未来イノベーション機構の河邊玲特別委員より情報提供として「東シナ海産カンパチの集団構造:バイオロギング・仔稚魚採集・遺伝子分析による統合解析」について発表がありました。
メコンオオナマズの摂餌周期のデータをもとにした論文が公開された直後の委員会開催ということもあり、蓄積したデータの解析方法や、今後の研究方針についての議論が活発に交わされました。
バイオロギングの手法を用いたデータ収集の可能性についても話し合われ、また、イベント等を利用した教育普及活動の展開も、今後の課題として認識されました。
【委員会の様子】
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2024年1月25日
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メコンオオナマズの飼育に基づく研究成果が「Ichthyological Research」にて公開されました
世界淡水魚園水族館での13年間にわたる観察記録から、約1年におよぶ長期の絶食に耐える生理的能力を持っていることや、
水族館で13年間飼育しても現地の乾季・雨季に合わせた周期性が維持されていることなど、驚くべき生態が明らかになりました。
その研究の成果が、1月17日に日本魚類学会英文誌「Ichthyological Research」の電子版に掲載されました。
論文はSPRINGER LINKで閲覧することができます。
【SPRINGER LINK論文掲載ページ】
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2023年11月15日
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“計量記念日”にちなんだイベントを開催しました
11月1日は、経済産業省によって制定された”計量記念日”です。
当館では、11月3日に計量記念日特別イベント『泳いでいる魚の大きさはどれくらい?〜メコンオオナマズ個体識別&DLT解析〜』を開催しました。
メコンオオナマズの全長測定時に用いているステレオ撮影とDLT法(Direct Linear Transformation method)を、
ぬいぐるみを使ったデモンストレーションでお客さまに体験していただき、展示しているメコンオオナマズ7個体の個体識別にも挑戦していただきました。
参加したお客さまからは、メコンオオナマズを良く知ることができた、測定の仕方が勉強になった、個体ごとの特徴が興味深かった、などのお声をいただきました。
【レクチャーの様子】
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2023年9月20日
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メコンオオナマズの全長測定
8月7日、近畿大学農学部水産学科漁業生産システム研究室と共同でメコンオオナマズの全長測定を実施しました。
過去2回と同様、水槽内を自由に遊泳するメコンオオナマズを2台のデジタルビデオカメラを用いてステレオ撮影し、
その映像をDLT法(Direct Linear Transformation method)によって解析する手法を用いています。
約1年ぶりの測定ですが、どれくらい成長しているでしょうか。
結果をいち早くお伝えできるよう、解析を進めていきます。
【メコンオオナマズの識別番号を示しながらステレオ撮影を行う様子】
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2023年9月5日
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メコンオオナマズの尾鰭上葉の欠損
7月29日16時ごろ、個体ハー(No.5)の尾鰭上葉に深く切れ込みの入った傷が出来ていることを発見しました。
何かの拍子に擬木などに激しくぶつけて生じた怪我だと思われます。
患部は遊泳時によく動かす箇所であるため、尾鰭上葉は傷口から折れ曲がり日に日に傷が開いていき、8月8日朝に尾鰭上葉の一部脱落が確認されました。
その後は傷の表面を覆うようにふさがって遊泳も落ち着き、8月11日からは通常通りの摂餌が確認されています。
今後も患部がどのように変化していくのか、注意深く観察していきます。
【7月29日(発見当初)の尾鰭の状態】
【8月9日(脱落後)の尾鰭の状態】
【8月17日(傷がふさがった後)の尾鰭の状態】
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2023年5月19日
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第19回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要を掲載しました。
【第19回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要】
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2023年2月22日
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メコンオオナマズの全長データの更新
2022年8月31日に行ったメコンオオナマズの全長測定の結果を館内に掲示しました。
2016年の測定と同じく、水槽内を遊泳するメコンオオナマズを2台のデジタルビデオカメラでステレオ撮影し、その映像をDLT法(Direct Linear Transformation method)を用いて解析しました。
今回の測定も、近畿大学農学部水産学科漁業生産システム研究室の協力を得て行っています。
5個体のうち一番大きな個体(No.6)の全長は、194.1cmという結果になりました。
他の個体も、当館にやってきた2004年と比べて平均46.1cm、2016年の測定時と比べて平均24.1cmの成長が確認できました。
【館内掲示】
【測定の様子】
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2023年2月17日
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第19回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
3年ぶりの対面開催となった本年は、世界淡水魚園水族館より飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および飼育状況」、「DLT法によるメコンオオナマズの全長推定」について発表し、現地報告としてプラチヤー・ムシカシントーン先生、ウィチアン・マグトゥーン先生から「追憶の中の巨魚−タイにおけるPangasianodon gigas をめぐる現状とその行く末に関する考察−」について発表していただきました。
メコンオオナマズの全長を再び測定し成長が確認できたこと、そしてメコン川の水温データが手に入ったことから、今後の飼育方針について活発な議論がなされました。
【委員会の様子】
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2022年9月18日
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メコンオオナマズの全長を推定した研究成果が 「Zoo Biology」にて公開されました
【世界淡水魚園水族館リリース】
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2022年9月17日
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文献リスト(メコンオオナマズ学術調査委員会)を掲載しました。
PDF/
EXCEL
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2022年4月1日
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第18回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要を掲載しました。
【第18回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要】
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2022年2月16日
| メコンオオナマズ幼魚2尾を展示しました
バックヤードで飼育していたメコンオオナマズ幼魚8尾のうち、2尾を展示水槽に移動させました。
【追加展示した個体】
名前:ジェト、全長:約40p、体重約1s。
名前:ぺァド、全長:約50p、体重約2s。
【写真1:移動の様子】
展示水槽に移動させてから1週間ほどは、移動させたメコンオオナマズたちが他の魚に追われてヒレをつつかれたりしたため、他の魚の給餌量を増やし、飽食にして対処しました。
【写真2:展示水槽での様子】
移動させたメコンオオナマズたちは10日ほどで水槽環境にも慣れ、他の魚からも攻撃されることも無くなりました。現在ではもともと水槽にいた大きなメコンオオナマズたちに混じって、元気にエサを食べています。
【写真3:エサを食べるペァド】
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2022年2月10日
| 第18回メコンオオナマズ学術調査委員会オンライン開催
新型コロナウィルス感染拡大の影響に伴い昨年は中止となりましたが、今年はオンライン形式で開催しました。
世界淡水魚園水族館より飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および血液成分の調査など」、現地報告として京都大学フィールド科学教育研究センターの三田村特別委員より「2021年のタイ国ケンカチャン湖におけるメコンオオナマズの漁獲状況」について報告が行われました。
現在、展示水槽内でのメコンオオナマズの摂餌周期に関する新たな報告や、非侵襲的な手法を用いた全長推定についてまとめた学術論文の執筆を進めています。その内容について報告を行うとともに、今後の飼育環境設定や研究方針についても議論が交わされました。また、本種やこれまでの研究成果についての普及活動についても話し合われました。
【写真1:会議の様子】
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2021年9月19日
| 2021年度日本魚類学会年会(ウェブ大会)にて発表
「メコンオオナマズの血液成分と筋肉中の機能性成分および脂肪酸の特徴」を口頭発表 【発表要旨】
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2021年7月19日
| 川崎水族館よりメコンオオナマズ幼魚5尾を搬入
5尾の大きさは全長約30〜40p、川崎水族館での飼育水槽から輸送用の大きなタンクに、手運びで移動させます。
【写真1:移動の様子】
川崎水族館からアクア・トトぎふまで車で約5時間。無事にバックヤードの専用水槽に収容することができました。 【写真2:バックヤード専用水槽】
水槽にはもともと全長約50pの個体が3尾いましたので、合計8尾となりました。 【動画】バックヤード水槽内
メコンオオナマズはとても神経質な魚ですが、搬入した翌日から餌を食べる個体もいて、10月現在、全個体が一回り大きく成長しています。 今後の成長が楽しみです。
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2020年2月21日
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第17回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
世界淡水魚園水族館より飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および死亡個体の調査など」,現地報告として京都大学フィールド科学教育センターの荒井特別委員より「超音波バイオテレメトリーによるメコンオオナマズの行動生態の解明」,京都大学大学院情報学研究科三田村特別委員より「タイ国ケンカチャン湖におけるメコンオオナマズの食性」について報告が行われました. 今回は,行動追跡調査,胃腸内容物の安定同位体比の調査,胃腸内容物のDNA解析による餌料推定などの結果を踏まえ,ケンカチャン湖における本種の餌料について,委員の間で活発に議論が交わされました.
【写真1:委員会で報告する池谷委員】
【写真2:委員会の様子】
【第17回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要】
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2019年2月22日
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第16回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
世界淡水魚園水族館より飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および死亡個体の調査など」について,現地報告として京都大学フィールド科学教育センターの荒井特別委員より「タイにおけるメコンオオナマズの研究」,近畿大学漁業生産システム研究室の光永特別委員より「10月ケンカチャン湖北東部への大型メコンオオナマズの蝟集」,タイ国の魚類研究者のウィチアン・マグトゥーン委員,プラチヤー・ムシカシントーン委員をお招きし,タイ国での現地報告として
「タイ国におけるメコンオオナマズをめぐる現状」について発表していただきました.
特に今回は,2018年3月3日に死亡した個体ヌン(No.1)をサンプルとした筋肉組織の脂肪酸分析や,耳石解析の結果について報告し,飼育下ではあるものの,現地での研究の基礎となる情報を提供することができました.
今後は,本個体の解剖を行ない,内部形態(消化器官など)についてケンカチャン湖の捕獲個体と比較し,さらに筋肉組織に含まれる
機能性物質について調査を進めていく予定です.
【写真1:第16回メコンオオナマズ学術調査委員会】
【写真2:委員会メンバー集合写真】
【第16回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要】
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2018年11月26日〜12月2日
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タイ国ケンクラチャン湖でのメコンオオナマズの雌雄判別調査(2回目)
タイ国ペッチャブリー県にあるケンクラチャン湖に世界淡水魚園水族館から1名のスタッフを派遣しました.京都大学の荒井修亮教授,三田村啓理准教授,近畿大学の光永靖准教授のご厚意により京都大学・近畿大学が行っているバイオテレメトリー調査,餌料種調査に参加させていただき,その調査と併せてメコンオオナマズの形態計測と雌雄判別調査を実施しました.
【写真1:捕獲されたメコンオオナマズ】
【写真2:形態計測の様子】
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2018年5月22日
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第15回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要を掲載しました。
【第15回メコンオオナマズ学術調査委員会の議事概要】
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2018年3月3日
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メコンオオナマズ死亡
個体ヌン(No.1)が,給餌時に他同居魚種との接触後水槽内の擬木に衝突し,死亡しました.この個体は過去に何度も長期絶食(最長315日間)が確認され,生物学的に非常に興味深い知見を提供してくれた個体です.
死亡後,解剖し筋肉組織の脂肪酸分析や雌雄判別,耳石解析などを行いました.メコンオオナマズの貴重なF1個体のサンプルとして今後も学術研究に活用していく予定です.
【写真:個体ヌン(2016.5.23撮影)】
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2018年2月23日
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第15回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 世界淡水魚園水族館から飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期」,現地報告として京都大学フィールド科学教育研究センターの荒井特別委員より「超音波バイオテレメトリーによるメコンオオナマズ稚魚の追跡の試み」,近畿大学漁業生産システム研究室の光永特別委員より「現地におけるメコンオオナマズと近縁種カイヤンの認識」の3題を発表していただきました.
今後も,回遊行動に関する現地での調査や飼育下での摂餌周期に関する調査などを継続して行いデータを蓄積していくとともに,新たな研究テーマの提案もあり,これからの研究の進め方について議論がなされました.
【写真:第15回メコンオオナマズ学術調査委員会】
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2017年9月15日~18日
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2017年度日本魚類学会年会参加(於:北海道大学函館キャンパス) タイトル「水槽飼育下におけるメコンオオナマズPangasianodon gigasの摂餌周期」をポスター発表
【2017年度日本魚類学会年会発表要旨】
【スライド1】 【スライド2】
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2017年5月18日
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水槽の中に障害物 半年程前から個体ヌン(No.1)の吻右端にできた瘤が水槽の底に落ちているのを確認しました.ヌンは吻先端をアクリルガラスに擦り付けて泳ぐ癖があるため,傷口を擦り付けないようにソフトビニル素材の障害物を設置しました.
【写真:ソフトビニル素材の障害物】
【写真:瘤がとれたメコンオオナマズのヌン】
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2017年2月10日
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第14回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 世界淡水魚園水族館から飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期」,「ステレオ撮影およびDLT法を用いたメコンオオナマズの体長計測」,タイ国からは魚類研究者のウィチアン・マグトゥーン教授,プラチヤー・ムシカシントーン助教授をお招きし,タイ国での現地報告として「タイ国のメコンオオナマズをめぐる現状」について発表していただきました.タイ国では全国各地の川やダム湖に放流され,国内外来種となりつつある一方で,養殖食用魚としての価値は低下しているという現状等を報告していただきました.
【写真:第14回メコンオオナマズ学術調査委員会】
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2016年9月12日
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メコンオオナマズの体長測定 近畿大学農学部水産学科漁業生産システム研究室の協力を得てメコンオオナマズの全長測定を試みました.水槽内を自由に遊泳するメコンオオナマズを,2台のデジタルビデオカメラを用いてアクリル越しにステレオ撮影し,その映像をDLT法(=Direct Linear Transformation method)によって解析し,全長を算出しました。この方法は,すでに養殖マグロなどで実績があり,魚を取り上げる必要もなく誤差が少ないという利点があります.
その結果,6個体のうち一番大きな個体はNo.4であることがわかり,全長166.9pでした.当館にやってきた12年前と比べて約47pも成長していました.他の個体も24〜59pほど成長していることが確認できました.
【写真:DLT法を用いてメコンオオナマズを測定する様子】
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2016年5月23日
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メコンオオナマズ長期絶食“記録更新” 個体ヌン(No.1)の2012年11月25日から2013年4月19日まで続いた長期絶食(連続146日間)の記録が更新されました.2015年7月13日から2016年5月22日まで絶食し,315日間もの間絶食し続けました. 【写真 長期絶食を続けるメコンオオナマズNo.1】
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2016年3月4日
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メコンオオナマズ長期絶食“記録更新” 個体ヌン(No.1)の2012年11月25日から2013年4月19日まで続いた長期絶食(連続146日間)の記録が更新されました.2015年7月13日から2016年3月4日までに236日間もの間絶食したことを確認し,現在も続いています. 【写真 長期絶食を続けるメコンオオナマズNo.1】
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2016年1月29日
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第13回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 世界淡水魚園水族館から「メコンオオナマズの摂餌周期」について飼育下での研究報告があり,タイ国での現地調査を行っている京都大学フィールド科学教育研究センターの荒井特別委員と近畿大学の光永特別委員から,それぞれ「タイ国におけるバイオテレメトリーによるメコンオオナマズの追跡調査」,「タイ国における栽培漁業種としてのメコンオオナマズ」について研究報告を行っていただきました.今回で13回目を迎えた本委員会ですが,委員の間で活発な議論が交わされ,新たな課題も見つかり,水族館で行っているメコンオオナマズ研究は次へのフェーズへと向かいます. 【写真 第13回メコンオオナマズ学術調査委員会】
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2015年2月14日
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第3回大きなナマズのミニシンポジウム 京都大学フィールド科学教育研究センターの荒井修亮教授,タイ国からは魚類研究者のウィチアン・マグトゥーン教授,プラチヤー・ムシカシントーン准教授らをお迎えしてメコンオオナマズ学術調査委員会が主催する「第3回大きなナマズのミニシンポジウム」が開催されました.
荒井先生からはバイオテレメトリーという手法を用いた行動研究について最新の結果を交えてご講演いただきました.
ムシカシントーン先生からタイ国におけるメコンオオナマズをめぐる現状について発表していただき,養殖(交雑品種)・放流(国内移入)・野生個体群の状況についてご報告いただきました.
また当館からは展示飼育担当の池谷が,10年間の飼育の中で確認された摂餌生態と昨年12月にタイ国のケンクラチャン湖にて京都大学・近畿大学とともに行ったメコンオオナマズの現地調査について発表を行いました.
71名が参加し,会場からは多岐にわたる質問が相継ぎ,総合討論では最後まで活発な議論がなされました. 【写真:第3回大きなナマズのミニシンポジウム】
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2015年2月13日
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第12回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 世界淡水魚園水族館から飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期」,タイ国での現地報告として「タイ国ケンクラチャン湖でのメコンオオナマズの調査」について報告を行い,タイ国からは魚類研究者のウィチアン・マグトゥーン教授,プラチヤー・ムシカシントーン准教授をお招きし「タイ国のメコンオオナマズをめぐる現状」について発表していただきました.委員の間で活発な議論が交わされました. 【写真:第12回メコンオオナマズ学術調査委員会】
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2014年12月5日〜 12月13日
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タイ国ケンクラチャン湖でのメコンオオナマズの雌雄判別調査 タイ国ペッチャブリー県にあるケンクラチャン湖に世界淡水魚園水族館から2名のスタッフを派遣しました.京都大学フィールド科学教育研究センターの荒井修亮教授のご厚意で京都大学・近畿大学が行っているバイオテレメトリー調査に参加させていただき,その調査と併せてメコンオオナマズの形態計測と雌雄判別調査を実施しました.
【写真1:バイオテレメトリー調査の様子】
【写真2:現地でメコンオオナマズを計測】
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2014年11月14日〜 11月17日
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2014年度日本魚類学会年会にて発表(於:神奈川県立 生命の星・地球博物館) 「水槽飼育下での長期観察によるメコンオオナマズPangasianodon gigasの摂餌周期における雌雄差」を口頭発表
【発表要旨】
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2014年1月31日
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第11回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 世界淡水魚園水族館からは「メコンオオナマズの摂餌周期およびカイヤンの頭部体色変化計測の試み」について飼育報告があり,委員の間で活発な議論が交わされました.また,タイ国で現地調査を行っている京都大学フィールド科学教育研究センターの荒井修亮先生からは「タイ国ケンクラチャン湖におけるメコンオオナマズの追跡」についてご報告いただき,岐阜県河川環境研究所の米倉竜次専門研究員からは「地域の食文化を支えるナマズ−ナマズ養殖技術に関する取組−」として話題提供していただきました. |
2013年12月25日 |
メコンオオナマズの近縁種「カイヤン」での飼育実験 メコンオオナマズの近縁種であるカイヤンPangasianodon hypophthalmus の
頭部にイラストマー蛍光タグを直接注入し,頭部白斑の形状変化を調べるためのスケールとして活用することが可能か検証.4週間後にイラストマータグが変化していないことを
確認. 【写真1:イラストマータグ注入作業の様子】
【写真2:イラストマータグ注入後遊泳するカイヤン】
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2013年11月4日 |
メコンオオナマズ未だ絶食 連続146日間絶食した個体ヌン(No.1)ですが,2013年4月20日に30g餌を食べただけで翌日から再び絶食.2013年7月7日に30g餌を食べましたが,その後も絶食し,2013年11月3日まで,まともに餌を食べませんでした.2013年11月4日からは他個体よりも積極的に摂餌が確認されています. |
2013年4月20日 |
メコンオオナマズ長期絶食“記録更新” 個体ヌン(No.1)の2004年9月から2005年1月まで続いた長期絶食(連続121日間)の記録が更新されました.2012年11月25日から2013年4月19日までの146日間もの間絶食したことを確認しました. |
2013年2月8日 |
第10回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 第10回目を迎えた今回はタイからウィチアン・マグトゥーン委員,プラチヤー・ムシカシントーン委員が参加し,飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および作業報告(頭部体色変化の調査)」,現地報告として「Situation of Gian Catfish, Pangasianodon gigas Chevey, 1930-time line study on Pla Buek in the past to present-」,「タイにおけるメコンオオナマズを巡る現状」についてなど,各委員より報告がありました.また初めて参加された京都大学の渡辺特別委員から「ナマズ類の起源および系統類縁関係,最近の話題」として話題提供していただきました. |
2012年9月14日 |
昨年8月1日に学術雑誌Zoological Scienceに掲載された「Seasonal Feeding Rhythm
Associated with Fasting Period of Pangasianodongigas: Long-Term
Monitoring in an Aquarium. Zoological Science Vol. 28 No.
8:545-549」が2012年9月14日に2012年度Zoological Science
Award(論文賞)を受賞した. 日本動物学会からのコメント(授与理由) メコンオオナマズという生態の殆ど明らかになっていない絶滅危惧種を水族館で6年間に渡って観察することによって得られた摂食行動の年周期パターンは圧巻であり、水族館が長期にわたる地道な記載研究を通じて動物学へ貢献できる多くの可能性を示唆するものであり論文賞にふさわしいと考える【参考資料】. |
2012年3月 |
現代化学3月号(No.492)のコラム欄「生物の窓」に"絶食する巨大ナマズ"と題してメコンオオナマズの生態を紹介. |
2012年4月26日 |
本委員会の研究成果が読売新聞の全国版に掲載される【掲載紙面】 |
2012年2月3日 |
第9回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 飼育報告として「メコンオオナマズの摂餌周期および作業報告」,現地報告として「メコンオオナマズの長期行動観察計画」,「メコンオオナマズの遡上条件(水位変動と捕獲事例から考察する)」についてなど,各委員より報告がありました. |
2011年9月8日〜 9月11日 |
「Animal 2011 日本動物心理学会・日本動物行動学会・応用動物行動学会・日本家畜管理学会
合同大会」にて発表(於:慶応義塾大学 三田キャンパス西校舎) タイトル「メコンオオナマズの絶食を伴う摂餌周期」をポスター発表【発表要旨】 |
2011年8月1日 |
Zoological Science Vol. 28 No. 8:545-549 に「Seasonal Feeding Rhythm Associated with Fasting Period
of Pangasianodon gigas:Long-term Monitoring in an
Aquarium」が掲載される。 |
2010年11月27日 |
第2回大きなナマズのミニシンポジウム開催 (参加者70名) |
2010年11月26日
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第8回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
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2010年9月19日
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第15回京都大学国際シンポジウム 「生物多様性と動物園・水族館−生き物からのメッセージ−」 (於:名古屋) タイトル「Suggestions
to in-situ conservation of the Mekong giant catfish, Pangasianodon
gigas」ポスター発表 [写真1] [写真2]
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2010年2月19日
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第7回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
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2009年1月30日
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第6回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
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2008年9月24日
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自動水中録音実験(協力:京都大学大学院情報学研究科)
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2008年2月23日
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−メコンオオナマズを語る−大きなナマズのミニシンポジウム開催 (参加者80名)
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2008年2月22日
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第5回メコンオオナマズ学術調査委員会開催
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2007年12月26日
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メコンオオナマズの腹腔内超音波診断および全長測定 (協力:株式会社ソノサイト・ジャパン茅野氏)
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2007年10月5日〜 2007年10月8日
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2007年度日本魚類学会年会にて発表(於:北海道大学) 「水槽飼育下で観察されたメコンオオナマズPangasianodon gigas
の摂餌周期」と「水槽飼育下におけるメコンオオナマズPangasianodon gigas
の頭部体色変化」の2題を発表
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2007年2月16日
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第4回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 飼育報告として「メコンオオナマズの飼育状況とDNAサンプル採取」、文献調査として「プラーブック、文献資料データベース作成と最近のプラーブック研究の動向について」、現地報告として「メコンオオナマズの核型」、生体資料調査として「メコンオオナマズのサンプルをどのように利用するか」など、各委員より報告がありました。
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2006年2月21日 |
第3回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 飼育報告として「メコンオオナマズの飼育と展示への取り組み」、現地報告として「メコンオオナマズのメコン川上流におけるダム建設の影響」、生体資料調査として「メコンオオナマズの糞を利用しての調査の試み」など、また資料収集について各委員より報告がありました。
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2006年2月2日 |
第50回水族館飼育技術者研究会にて発表 「メコンオオナマズの輸送と飼育下で得られたいくつかの知見について」を発表
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2005年4月18日 |
メコンオオナマズ漁が本格的に始まる前に行われる祭りの様子を現地へ赴き取材しました。<画像>
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2005年2月18日 |
第2回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 飼育報告として「メコンオオナマズの輸送と飼育下で得られたいくつかの知見」、現地調査として「メコンオオナマズの生物学的特徴とタイ国北部チェンライでのフィールドワーク」、メコンオオナマズに関する文献などの資料収集について各委員より報告がありました。
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2004年5月17日 |
タイ国より6個体のメコンオオナマズを岐阜県世界淡水魚園水族館へ搬入。<画像>
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2004年3月26日 |
第1回メコンオオナマズ学術調査委員会開催 メコンオオナマズの生態等については未解明な部分が多いため、岐阜県世界淡水魚園水族館で飼育し、その生態等を研究し、メコンオオナマズの種の保存に寄与することを目的とし、メコンオオナマズ学術調査委員会を設立。
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